2025年5月14日放送のドラマ「Dr.アシュラ」第5話では、形成外科医・六道ナオミの本格登場と、主人公・杏野朱羅との激突、そして協力が描かれました。
今回は、バイオリニストの腕切断という衝撃的な症例と、「命か腕か」という究極の選択に迫られた医師たちの葛藤が物語の中心です。
視聴者の間では「最強タッグ」「かっこよすぎる2人」との声が多数寄せられており、感動と緊迫が同時に押し寄せる展開に注目が集まっています。
一部、ネタバレに注意ください。
ドラマ「Dr.アシュラ」公式HP:
この記事を読むとわかること
- 第5話で描かれた「命か腕か」の医師たちの葛藤
- 朱羅とナオミの対立と奇跡のタッグ手術の全貌
- 視聴者を魅了したナオミの変化と今後の展開
公式HPで発表された第4話のあらすじ
帝釈総合病院・救急外来の休憩室では救急科長の大黒修二(田辺誠一)が
スマホでネットニュースを見ていた。元・院長の不動勝治(佐野史郎)が逮捕されたのだ。この日は杏野朱羅が学会で不在。
九曜沙苗(結城モエ)と三宝加代子(阿南敦子)は
朱羅がいない救急科を心配するが、
大黒は梵天太郎(荒川良々)が仲間に加わったから大丈夫だと余裕の表情を見せる。すると大黒のPHSに初療室から連絡が入る。大黒たちが向かうと、梵天が患者を前にうろたえていた。
患者は自転車で転倒し、耳は完全に取れてしまっていた。再接着には形成外科医の力が必要だが、あいにくオペ中で夜まで対応できないという。
再接着のタイムリミットが迫り、「杏野がいてくれたら…」と大黒たちがなげいていると、
「お困りのようね」とアメリカ帰りの形成外科医・六道ナオミ(小雪)が現れて…。《この公式のあらすじを基に、以降は第5話の感想・考察をしていきます》
院長の不祥事に揺れる中、現れた新メンバー
朱羅不在の救命科におとずれる不安
院内が不動院長の逮捕に揺れる中、
救命科に緊急の患者が搬送されてきます。
自転車事故で耳が完全に切断されたというショッキングな症例で、
再接着には形成外科医の高度な技術が必要な状況でした。
しかし、当日の担当医は別のオペ中で、夜まで処置が不可能という
タイムリミット付きの事態に、救命科は対応に苦慮します。
形成外科の担当医がオペ中で対応できないという報せに、
梵天太郎も動揺を隠せず、現場はますます不安な空気に包まれます。
現れたのは形成外科医
そんな中で、「お困りのようね」というセリフとともに登場したのが、
アメリカ帰りの天才形成外科医・六道ナオミ(小雪)でした。
抜群のタイミングで現れたナオミは
患者の耳のオペを適切にこなし、患者を救うことに成功します。
まるでドラマチックな演出のように現れたナオミの存在が、
救急科の運命を大きく変えることになるのです。
Dr.アシュラ第5話の見どころは「命」と「腕」の狭間で揺れる医師たちの葛藤
帝釈総合病院・救急外来にアメリカ帰りの形成外科医・六道ナオミがやってきた。
しかし、朱羅とナオミはなかなか意見が合わない。
そんなある日、交通事故で右腕切断の女性が運ばれてきた。
その女性は、つい先日
心臓疾患で運び込まれてきたのを朱羅が救ったばかりの
バイオリニスト・佐竹里帆(秋田汐梨)だった。
バイオリニストの再起を懸けた難題に直面した医療チーム
切断された右腕の再生は
腕利きの形成外科医・六道ナオミにしか不可能だったが
自分の勤務時間は終わったと帰ろうとしていたナオミ。
そんなナオミを懸命に引き止めようとしたのは
薬師寺保 (佐野晶哉)だった。
朱羅は里帆の命を助けるために腕を諦めることを決める。
里帆の腕は事故の衝撃で飛ばされ探すのに時間がかかり、
病院に届く時間が遅れていた。
「命を守る」ことと「人生を守る」ことの間にある医師の苦悩
里帆は大動脈瘤が危険な状態で
その手術を最優先しなければ命は助からない。
しかし大動脈瘤の手術には時間を要するため
腕を結合するタイムリミットには間に合わない。
保の訴えが気にかかり
病院に引き返してきたナオミも診察室へ様子を見に来た。
「腕より命」それが朱羅の判断だったがそれでも、
里帆の母親が娘の腕の再生を訴える。
「娘にとってバイオリンは命と同じくらいなんです」。
救急科を切り捨てたはずの多聞だったが
バイオリニストの里帆にとって腕が大切なのは
朱羅も分かっていたが、今の患者の状態から
腕を選べば彼女の命は助からないと判断。
状況を把握したナオミも
里帆の母親へ「腕は諦めるしかない」と宣告。
そこへ多聞真(渡部篤郎)が声を掛ける
「本当にそれでいいのか? 杏野、お前ほどの腕を持つ救命医は他にいない。
六道先生、あなたほどの腕を持つ形成外科医も他にいません。
この二人が揃っていて、そんな選択しかできないとは、非常に残念だ」
と告げて去って行った。
この発言が朱羅とナオミを揺さぶった。
リスクを負う朱羅のやり方をことごとく批判していたナオミだったが
「今回は特別」と朱羅と同じ手術台に立つ。
大動脈瘤と腕の同時オペという難関手術が決行されることになった。
六道ナオミのキャラクターに新たな深みが加わった回
自分のペースを大切にするナオミが突き動かされた瞬間
これまで「自分の時間を大事にする医師」として描かれていたナオミが、患者の人生と真剣に向き合い、自らの限界を超えてオペに挑む姿は、彼女の医師としての根幹を垣間見せるものでした。単なるクールな天才ではなく、人間味ある医師像が浮かび上がったのです。
朱羅との関係性が新たな段階へ、今後のコンビに期待
長時間の手術の末、大動脈瘤の除去に成功した朱羅は 「あとはよろしく」とナオミに里帆の腕の再生を託します。
「私を誰だと思ってるの」と言いつつも、この子の腕は必ずつないで見せるという執念を見せるナオミは、さらに長時間を要する再生手術を成功させます。
手術後の控えめな「お疲れさま」のやり取りは、朱羅とナオミが言葉を交わす中で少しずつ歩み寄っていることを示しています。強烈な個性同士がどう関係を築いていくのか、第6話以降の展開が待ち遠しくなりました。
院長・多聞の新たな思惑が明らかに
新病院の構想がご破算になった中、首脳の意向は
帝釈総合病院の新院長となった多聞は
理事長・阿含百合(片平なぎさ)に
「本当は救急科を残したいんじゃないですか?」と質問。
そして多聞は、自分も救急科を残したいと考えていると告白した。
阿含は「厳しい道のりになる」と言いながらも
救急科の存続を認めた。
その後、
病院の屋上にテントを張ってまで救急患者に備えている
朱羅のもとへ多聞がやってきた。
多聞と朱羅、かつての師弟関係の修復
「何の用?私は救急科の閉鎖を認めてないから」と
ぶっきらぼうに尋ねる朱羅へ多聞は、
先日に朱羅が緊急手術を担当した世界有数の金融会社のCEOである
スティーブ・フィンク(厚切りジェイソン)が帝釈総合病院への
融資を引き受けてくれることになったと報告した。
これには梵天太郎(荒川良々)がフィンクに
直談判し、フィンクの手術を当日に施したのは
梵天ではなく、真の担当医は朱羅だったという真実を
告白しに出向いたことが功を奏したのだと
多聞は朱羅に打ち明けた。
その上で多聞は
「俺の考えは間違っていた。俺はこれから院長として
救命を立て直し一丸となって患者を救うつもりだ…力を貸してくれ」と
伝えてきた。
朱羅の険しい表情は少し緩み
「はい!」と返答した。
Dr.アシュラ第5話 感想と考察の総まとめ
命を救うとは何か──その問いに二人の医師が出した答え
朱羅の現実的な判断と、ナオミの情熱的な行動。そのどちらもが一人の患者を救うために必要でした。第5話では「命を救う」とは単に延命ではなく、患者の人生や尊厳を守ることだと改めて示されたように思います。
命と腕、両方を守るという無謀にも思える手術を成功させた朱羅とナオミのタッグに、視聴者からは「最強タッグ」と絶賛の声がありました。SNSでは「この2人が本当にかっこいい」「惚れ直した」「見応えありすぎる」といった称賛が飛び交い、第5話の評価をさらに押し上げました。
視聴者に強い印象を残した第5話は、医療の現場で求められる柔軟さと信念、そしてチームワークの大切さを描き切った回でした。朱羅とナオミという最強タッグが、次回以降どんな奇跡を見せてくれるのか楽しみです。
この記事のまとめ
- バイオリニストの命と腕を巡る緊迫の選択
- 朱羅とナオミ、正反対の信念が交差する
- 多聞の一言で最強タッグが誕生
- 命と未来を守るための同時オペに挑戦
- 視聴者から「かっこいい」「最強タッグ」と反響
- ナオミの価値観に変化が現れた重要回
- 朱羅とナオミの関係性の進展に注目