ドラマ「問題物件」がついに最終回を迎え、ラストエピソードとなる第11話「終の部屋」が放送されました。
今回は“終の部屋”と呼ばれる高齢者向け住宅アストラを舞台に、短期間に連続する不可解な心不全の謎を解く調査のストーリーが描かれました。
犬頭光太郎が1か月ぶりに登場し、再び鋭い推理で事件の核心に迫る展開は必見。この記事では、最終回のネタバレと共に、見どころや感動のラストシーンまでを詳しく紹介します。
くれぐれもネタバレ注意でお願いします!
この記事を読むとわかること
- ドラマ「問題物件」最終回のあらすじと事件の概要
- “天女の呪い”と呼ばれた不審な案件の真相と推理の見どころ
- 登場人物たちの成長と感動的なラストシーンの余韻
“終の部屋”の正体とは?
犬頭は恵美子たちの前から姿を消し、1か月が経った。
犬頭がいなくなってからというもの恵美子は、
室長の雅弘と2人で調査依頼に取り組んでいたが、一件の解決に1か月もかかり、
片山芳光(本多力)からはこのままじゃ販売特別室の存続も危ぶまれると嫌味を言われる始末。
そして、有村次郎(浜野謙太)もまた
犬頭がいなくなったことに悲しみを募らせていた。
終の部屋の謎に販売特別室が迫る
犬頭光太郎(上川隆也)が姿を消してから1カ月がたったある日、
大島家の近くで年配の女性がバイクにひかれそうになるところを
目撃した若宮恵美子(内田理央)。
すんでのところで助かったその女性を見て、驚く大島雅弘(宮世琉弥)。
彼女は、3年ほど前まで雅弘のお世話をしてくれていた
元家政婦の薦田恵美子・通称『えみちゃん』(浅野ゆう子)だったのだ。
亡くなる前に雅弘の顔を見ておきたいと大島家を訪れていたという薦田。
どういうことなのか聞くと
彼女は雅弘から紹介された
サービス付きの高齢者向け住宅・アストラの503号室に住んでいるが
その部屋が“終の部屋”と呼ばれており
もうすぐ私にお迎えが来る…と悩んでいた。
雅弘たちは「詳しい話を」と言うが
雅弘を”坊ちゃん”と呼ぶ薦田は、巻き込むわけには
いかないと言うが、力になりたい雅弘たちは“えみちゃん”から話を聞くことに。
503号室に迫る“天女の呪い”の噂
彼女によると、生前元気だった203号室、303号室、403号室の住人が
1ヶ月の間に次々と心不全で亡くなっているという。
下の階から順番に亡くなっており
’天女の呪い’がかけられているのではという噂が流れているという。
503号室に住む彼女は、来週あたりに自分の番が
くるのではないかと不安を抱えていた。
話を聞いた雅弘は、呪いを解いて必ずえみちゃんを守ると力強く宣言する。
今回は販売特別室の公式な案件ではなく
あくまでも個人的に赴いた調査ということに。
協力に現れた犬頭
アストラに着いた雅弘と恵美子は
薦田に案内され、共用スペースに入ると、いつの間にか犬頭が来ていたのを発見する。
犬頭登場!セラピードッグとたわむれる
「ルルさん、モフモフが過ぎますよ…」と笑っている犬頭は
どうやら早速、
この施設でセラピードッグとして
住人全員が可愛がっている犬、”ルル”をあやしていたようだ。
今回のアストラの件は’仕事’ではなく’個人的’に相談に乗りに来た
ということで、犬頭も雅弘と恵美子に協力しに現れた。
仕事ではなく“個人的な調査”としての参戦
犬頭と恵美子は、
アストラのスタッフ津島(渋谷謙人)と西(星乃夢奈)から詳しい話を聞き取る。
スタッフは
“終の部屋”や“天女の呪い”と噂されていることに
迷惑しているため、調査をしてもらえてありがたいと話す。
この施設の向かいにあるマンション”バンデルハイツ”の6階に
住んでいた女性、岡村美紅(小南満佑子)が転落して絶命する騒動が
あって、その数日後から、アストラの203号室の住人が亡くなったという。
ちょうどこの日は
医師・朝倉(芝大輔)が診察に来ているので
彼にも話を聞くのがいいと紹介される。
犬頭との再会を喜ぶ有村
行きつけの喫茶店に呼び出された有村は、犬頭の姿を確認するや
「犬頭ー!会いたかった」と飛びつこうとするが、犬頭はパーテーションを盾にしてそれを拒否。
有村には岡村が転落した時の詳細と、彼女が過去に勤務していた病院の経歴についての情報を集めさせていた。
そして大島高丸の息子が起こした事故についてのとある依頼を申し入れる。
ゲストキャラクター紹介
薦田恵美子(浅野ゆう子)
3年ほど前まで大島雅弘の家で
家政婦をしていた。
大病を患い右手にまひが残ってしまったため
雅弘の元を離れた。
雅弘が心を開く数少ない存在で、“えみちゃん”という愛称で呼ばれている。
謎めいた女性で大島家のことを熟知している。
犬太に黄色い服をコーディネートしたのも彼女だという。
津島誠(渋谷謙人)
薦田恵美子が住むアストラのスタッフ。
亡くなった403号室の住人の第一発見者。
視聴者からは、”渋谷謙人”の名前が出た時点で
”彼が犯人である確率90%”と、噂されているが果たして…
西茉由香(星乃夢奈)
アストラのスタッフ。
亡くなった203号室の住人と、303号室の住人の第一発見者。
3番目に亡くなった
403号室の住人が、白衣を着ていた男と口論をしていたと証言。
暗くてその白衣の男が誰だったかは分からないという。
朝倉康輔(モグライダー:芝大輔)
アストラに週に一度、木曜日に診察に来る医師
立て続けに亡くなった3人の診察を担当していた。
それぞれ持病は抱えていたものの健康状態に大きな影響はなく、
亡くなる前も安定していたと証言。
木曜日以外は
医大附属病院で働いている。
少し気取っている割には
当たり前の事しか言わないので
犬頭からは
ことごとく「お前の話はつまらん!」と言われてしまう。
我孫子栄介(徳井優)
岡村が身投げしたマンション…
アストラの向かいにある”バンデルハイツ”の管理人。
犬頭は、ここの6階の部屋に住んでいた
岡村の部屋の様子を探るため
内見の予約を取っていた。
犬頭と恵美子を
かつて岡村が住んでいた部屋へ案内する。
ちなみに徳井優は3回目の出演で
口が悪い犬頭に反論しようとするが
頭をナデナデされたら、おとなしくなるというのがお約束のネタ。
岡村美紅(小南満佑子)
看護師をしていたが
アストラの向かいにある
バンデルハイツから身投げして絶命した。
警察も事件性が見当たらないと判断。
ついに明かされた真相!事件の黒幕とは
見どころ:今回の犬頭の推理ポイント
犬頭は調査を進め
・バンデルハイツに住んでいた岡村が
転落する様子を偶然
アストラの住人が見ていた
つまり岡村を意図的に
転落させた犯人を目撃した者がいるのだろうと推理。
・岡村を転落させることが可能な人物は
岡村の部屋の合鍵を持てる位に彼女と親しい人物に違いない。
・短期間で立て続けに3人亡くなっているのは事件だろうと推理。
・3番目に亡くなった
403号室の住人は、白衣を着ていた男と口論をしていた。
・岡村は以前、朝倉と同じ医大附属病院に勤務していたことがあると聞く。
・では403号室の住人と口論していたのは、朝倉なのか?犯人である可能性が高まる
いや、犯人は朝倉を疑わせるため、わざと白衣を用意していたのかも知れない。
では犯人は…
犬頭が今回も見事な推理で3人の命を奪った犯人を突き止めた。
犯人は誰か?それは本編をお楽しみください。
物件アストラの調査後、クライマックス
えみちゃんに見破られた犬頭
天女の呪いではなかった!
薦田は安心してアストラで暮らして行ける。
薦田は販売特別室のメンバーにお礼を言う
と、薦田は犬頭を呼び寄せ耳打ちをする…
「やはり、あなたは私の見立てどおり黄色い服がよくお似合いね」薦田が言うと
「お気づきでしたか」と犬頭は観念して薦田に自分の正体を明かす。
これからも、坊ちゃん(雅弘)のことを見守ってねと薦田にお願いされると
「命の限り…」と約束をする犬頭だった。
大島高丸が動く…販売特別室は解散?
アストラの件が解決した数日後、雅弘の家に
大島高丸(船越英一郎)が現れて、販売特別室を本日限りで解散すると言い出す。
1ヶ月間、販売特別室の動きを監視した結果だと言う高丸に
雅弘は、僕もお客様や会社の役に立ちたいと意識が変わってきたことを伝えるが
高丸は、先代社長である雅弘の父にお前は似てきたと言い、
「甘いんだよ…仕事はそんな感情論では成功しない」と突き放す。
雅弘は「先代のやり方が正しいということを僕が証明する…だから戦います」と、高丸に宣戦布告する。
それでも高丸は予定通りに解散させる意向だった。
犬頭の願いは1つだけ
ある日、高丸は何故か断崖絶壁の崖に来ていた…誰もが(なんでやねん!)とツッコミを入れたくなりましたねw
そんな彼の前に、再び犬頭が姿を見せると「改めて取引がしたい」と語りかける。
犬頭は販売特別室を存続させるよう要求。高丸がこれを突っぱねようとすると、
犬頭は高丸の息子が交通事故を起こしながらも現場から逃走していたという事実を突きつける。
息子はその後、逮捕され警察の取り調べを受けていたが高丸は警察の上層部に、息子の名前が表に出ないように頼み込むという隠蔽工作を図ったことも指摘。
有村に依頼して、その証拠となる取り調べの報告書を掴んでいた犬頭は
販売特別室の存続を勝ち取るのだった。
その後、雅弘と恵美子(内田理央)によって販売特別室の活動が継続する
様子が描かれ、問題物件の調査に向かう2人を犬太(コラレ)が見送る。
広い部屋で1匹になった犬太は、心の中で
“俺の願いは1つだけだ”と語り始める。
犬太の動きに合わせて、犬頭の声が犬太の心の中をナレーションした。
犬太は続けて、自分が少年時代の雅弘によって保護されたことを打ち明けつつ、
両親を失った雅弘に寄り添うために“転生”したことを告白する。
最初は「真っ暗な小屋、小さな檻の中で次々と消える仲間の命」という過酷な場所におり、
そこから懸命に逃げ出し、さまよっていたときに幼い雅弘に出会い「救われた」。
「命の恩人である君に報いることが願い」だと考えるも、犬の寿命は短く
雅弘への再会は叶わぬまま、命が尽きてしまう。
その後、雅弘の両親が交通事故で亡くなり、彼が不幸のどん底に突き落とされると
「君の困難を知り、虹の橋のたもとから夢中で走り、気づいたら君のそばにいた」
と、生まれ変わって再び雅弘の元にやってきたという。
「生まれ変われた俺は、君の笑顔を守ると誓った…」
「吾輩は犬である!犬だから、君のためならどこへだって行く…何だってできる」
「君が呼ぶなら、俺は何度でも生まれ変わる」
放送終了後、SNS上には、この犬太の雅弘を想う真っ直ぐな声に、感動の投稿が続出したのでした。
私も良いラストだったと思います…続編があればぜひ見たいですね!
この記事のまとめ
- 高齢者住宅「アストラ」で連続不審案件が発生
- “終の部屋”と“天女の呪い”の噂が事件の鍵に
- 1か月ぶりに犬頭光太郎が登場し調査に復帰
- 岡村の転落騒動との関連性から事件の真相に迫る
- 白衣の男の正体を巡る推理が展開
- 真犯人の動機とトリックが明かされる
- 薦田と犬頭の意味深な会話で正体が示唆される
- 販売特別室メンバーの絆と成長が描かれる