ドラマ「彼女がそれも愛と呼ぶなら」第1話 見どころ | 氷雨の恋の行方に注目!

ストーリー

4月3日に放送される、栗山千明主演のドラマ「彼女がそれも愛と呼ぶなら」第1話では、
大学院生・氷雨と挿絵画家・伊麻との年の差を超えた恋の始まりが描かれます。

しかし、その恋は一筋縄ではいかず、「2人の恋人と暮らしている」という衝撃の事実が明らかに。氷雨の心は揺れ動き、複雑な愛の形に戸惑いながらも一歩踏み出そうとします。

第1話では、“複数恋愛”というテーマを軸に、常識を超えた愛の在り方や、それに対する登場人物たちのリアルな感情が丁寧に描かれており、見逃せない展開が続きます。

一部、ネタバレに注意ください。

この記事を読むとわかること

  • ドラマ第1話で描かれる氷雨と伊麻の恋の始まりと葛藤
  • “複数恋愛”というテーマに込められた愛のかたち
  • 登場人物たちの誠実さと多様な愛の関係性の魅力

公式HPで発表されたあらすじ

年上の女性・伊麻との出会いと惹かれ合い

大学院で生物を専攻し、理知的で内向的な生活を送っていた小森氷雨(伊藤健太郎)。

そんな彼が毎週木曜日、カフェで出会う年上の女性・水野伊麻(栗山千明)に少しずつ心を惹かれていく。

彼女は物静かで、しかしどこかしら独特の自由さをまとっており、氷雨にとっては未知の存在だった。

日々のやりとりの中で、彼はいつしか彼女を意識するようになり、恋という感情を少しずつ受け入れ始めていた。

彼にとってそれは、人生で初めて「自ら求めた恋」だった。

モンブランの誘いがもたらす恋の始まり

ある日、伊麻が「モンブラン食べに行くけど、氷雨くんもどう?」と軽く声をかける。

しかし恋愛に臆病な氷雨は、それを社交辞令だと受け取り、返事をしないままにしてしまう。

その時間帯に偶然バイトも入っていたため、言い訳にしてやり過ごそうとした。

だが心にはどこか引っかかりが残っており、その日の夜、彼はケーキ屋の近くを歩いてみる。

そこにいたのは、静かに立ち尽くす伊麻の姿だった。

家に招かれた氷雨が目にした“二人の恋人”という現実

氷雨はその場で謝罪し、伊麻は「あなたを待っていた時間も、私には幸せだった」と答える。

その言葉に、氷雨の胸には一気に恋心が高まり、関係を進めたいという想いが芽生える。

彼がようやく気持ちを伝えようとすると、伊麻は「その前に話しておきたいことがある」と静かに語る。

そして氷雨を自宅へと招く。そこには、風間到(丸山智己)と
空久保亜夫(千賀健永)という二人の男性がいた。

伊麻はその場で「この二人も私の恋人」と告げる。氷雨はその事実に言葉を失い、心の中で何かが音を立てて崩れていくのを感じた。

《この公式のあらすじを基に、以降は第1話の展開を考察していきます》

ドラマ「彼女がそれも愛と呼ぶなら」公式HP:

伊麻の“複数恋愛”という愛のかたち

誰もが合意したオープンな関係の実態

伊麻が実践しているのは、いわゆる「複数恋愛(ポリアモリー)」という形の恋愛だ。

浮気や不倫のように誰かを裏切るのではなく、全員がその関係性を認識し、合意したうえで成り立っている。

彼女と暮らす到と亜夫は、伊麻の他にパートナーがいても干渉せず、互いを尊重している。

伊麻自身も、恋愛は所有ではなく、誠実であることが何より大切だと考えている。

その考え方は、一般的な一対一の恋愛観とは大きく異なり、氷雨にとってはおそらく衝撃的なものでしょう。

亜夫と到、それぞれの立場と存在感

伊麻の恋人である亜夫は、美容メーカーの営業マン。

明るく軽やかな性格で、感情をあまり深く隠さないタイプだ。

一方で、到は伊麻の大学時代からの知人で、イタリアンバルの店長。

落ち着いた雰囲気で、家族のように娘・千夏の成長も見守っている存在だ。

この対照的な二人が、伊麻を中心にそれぞれの距離感で関係を築いている。

嫉妬や束縛から解放された新しい愛のスタイル

伊麻は、自分の愛に正直であることを最優先にしている。

それは、誰か一人に縛られず、それぞれの関係を誠実に育むという姿勢から生まれている。

嫉妬や束縛といった感情を手放すことで、人との繋がりをより柔軟に受け入れることができるのだ。

到も亜夫も、時に複雑な気持ちを抱えながらも、伊麻の生き方を理解し、支えている。

この第1話では、そんな関係がどのように日常の中に溶け込んでいるのかが丁寧に描かれるでしょう。

氷雨の葛藤と成長に注目

恋愛に受け身だった氷雨の心の変化

氷雨はこれまで、自ら誰かを好きになることも、ましてや行動を起こすこともなかった。

恋愛という感情に対して、どこか他人事のように捉えていた彼が、伊麻と出会ったことで大きく変わり始める。

彼女に惹かれ、声をかけられたときに一歩踏み出せなかった自分を悔やむ気持ち。

そして、その想いに素直になって行動を起こしたとき、彼は初めて「本気の恋」に向き合う覚悟をした。

その変化は、氷雨自身にとっても人生を揺るがす大きな転機となるはずです。

“嫉妬”と“理解”のはざまで揺れる想い

氷雨が伊麻の家を訪ね、二人の恋人の存在を知った瞬間、彼の心は大きく揺れ動いた。

理解しようとしても、頭と心が一致せず、強い戸惑いや複雑な思いが渦巻く。

彼にとって恋とは、「たった一人とだけ通じ合うもの」だった。

だが、伊麻の世界ではそうではない。

その違いを前にして、氷雨は伊麻を諦めるのか、それともその愛の形を理解しようとするのか、葛藤する姿に注目しましょう。

複数恋愛をどう受け入れていくのか

氷雨の目の前に提示されたのは、自分の常識では到底理解できない「複数恋愛」という現実。

だが、伊麻の誠実な姿勢、恋人たちとの対等な関係を目の当たりにすることで、氷雨の考え方にも少しずつ変化が生まれていくことでしょう。

彼がすぐにその関係を受け入れるわけではないが、「それでも伊麻に惹かれる気持ち」を否定できずにいる。

今後、彼がどのようにその感情と向き合い、どんな決断をしていくのかが物語の大きな軸になりそうだ。

恋に不器用な青年が、新しい愛の形に向き合う成長過程が描かれていくだろう。

伊麻の家族と周囲の人間関係も物語を動かす

娘・千夏が抱える家庭への複雑な思い

伊麻の娘・千夏(小宮山莉渚)は、母親の恋愛スタイルを受け入れてはいるものの、それを友人には明かせずにいる。

彼女の家庭は、一般的な“家族”という枠には収まらない。

だからこそ、自分の家庭が他人にどう見られるのかを気にしてしまい、秘密にしていると思われる。

千夏は赤い髪という外見の特徴もあり、中学時代には周囲から浮いた存在だった。

そんな彼女が高校で出会った藤島太呂(竹野世梛)との関係が、少しずつ彼女の世界を変えていく兆しが見え始めることでしょう。

伊麻の親友・絹香との再会と対比される“普通の家庭”

伊麻と再会した高校時代の同級生・篠木絹香(徳永えり)は、現在主婦として家庭を守っている。

しかしその家庭は、夫・真人(夙川アトム)からのモラハラに悩まされる冷えきった関係にある。

“普通の家庭”を続けていく中で、心のどこかに諦めを抱えて生きている彼女。

伊麻の自由な愛の形に戸惑いつつも、どこか羨望を感じている様子も垣間見える。

この対照的な2人の生き方が、物語に新たな視点を与えていく展開を見守りたい。

高校生たちの純粋な関係も織り交ぜられる多層的な愛の構図

物語は大人たちの恋愛模様だけでなく、千夏と太呂のような高校生たちの関係もどうなるか楽しみです。

太呂の素直な声かけがきっかけで、千夏は少しずつクラスの中に居場所を見つけていく。

家庭では語れないことも、学校では自然に笑い合える。

そんな等身大の交流が、物語に“素朴な愛”や“安心”の要素を加えてくれるはず。

年齢も立場も異なるキャラクターたちの愛が交錯することで、このドラマはより多層的でリアルな人間ドラマへと深化していきそうだ。

彼女がそれも愛と呼ぶなら第1話の展開と魅力まとめ

複雑な関係性の中で光る“誠実さ”という共通軸

第1話では、“複数恋愛”という一見理解しがたい関係性が描かれますが、その中で最も際立っていたのは登場人物たちの誠実さでしょう。

伊麻は誰に対しても嘘をつかず、自分の感情と向き合いながら愛を育てている姿が印象的となるはずです。

また、到や亜夫といった恋人たちも、感情に波がありながらも伊麻の選択を尊重し、言葉にしなくても信頼関係が築かれていることが感じられそう。

さらに、氷雨自身も混乱しながらも自分の気持ちと真剣に向き合おうとする姿勢があり、こうした“誠実さ”が物語全体の軸になっていくでしょう。

どれだけ関係が複雑でも、人と人との間にある信頼と理解が、このドラマの中ではしっかりと描かれていくのが予想されます。

第1話で提示された“愛の多様性”に込められたメッセージ

本作が最初から強く打ち出しているのは、“愛の形は一つじゃない”というメッセージでしょう。

伊麻のように複数の恋人と共に暮らすという選択、絹香のように家庭の中で悩みを抱える女性の姿、そして千夏や太呂といった若者たちのピュアな心の動き。

すべての登場人物が、それぞれ違う愛の形を模索しながら、日々を生きています。

現代社会では“常識”や“正しさ”という言葉に縛られがちですが、このドラマはそこに一石を投じていくのではないでしょうか。

第1話はその導入として、視聴者に「あなたにとっての“愛”とは何か?」と問いかけるものとなりそうです。

この記事のまとめ

  • 氷雨が初めて抱く年上女性への恋心
  • モンブランの誘いから始まる関係の変化
  • 伊麻が明かす“二人の恋人”という現実
  • 複数恋愛を貫く伊麻の価値観
  • 到と亜夫、異なる魅力を持つ恋人たち
  • 嫉妬や束縛を超えた愛のかたち
  • 恋に不器用な氷雨の揺れる感情
  • 娘・千夏が抱える家庭と社会のギャップ
  • モラハラ家庭を描く絹香との対比
  • 愛の多様性を提示する第1話のメッセージ
タイトルとURLをコピーしました